
して拡大ここのところ、フィッシングの横行が新聞などでも取り上げられています。フィッシングといっても釣りのことではなく、銀行やクレジットカード会社からの業務連絡のメールを装った偽メールと偽サイトで、銀行の暗証番号やクレジットカードの番号をだまして聞き出すという詐欺の手法のこと。fishingではなく、password harvest fishing(パスワード獲りの釣り)を縮めてphishingとLeet風なつづりを使います。
以前から書いているとおり、私のメールアドレスにはあらゆるスパムが続々と届けられますので、ご多分に洩れずフィッシング詐欺メールの標本にも事欠かないのですが、ついさっき来たやつがあんまりおかしかったので採取しておきました。
内容はVISAカードからの業務連絡を装ったもので、クレジットカードのカード情報を確認する必要があるので、確認サイトを開いてお使いのVISAカードの番号を入力してほしい、といったことが書いてあります。フィッシング詐欺の技術としては初歩的、レイアウトなどもどちらかといえば稚拙なのですが、その文面が笑えます。どうやら、英語を機械翻訳にかけて日本語の文章を作ったらしいのです。機械翻訳といえば、以前にマイクロソフトのナレッジベースの例もありましたが、それに匹敵するできばえです。全文を引用しますね。
Subject: Get Verified By Visa
From: Visa Support <support@visa.co.jp>
貴重なVISA所有者
日本VISA カードで順序のクレジットカード番号を堤出しなさい。
VISA確認されるカードプログラムは商人パスワードを十分に今喜ばす更新を登録する。
堤出するためにリンクを次にかちりと鳴らしなさい
https://www.visa.co.jp/verified/ (注:このURLの部分をクリックすると、ぜんぜん別のhttp://nemo.phpwebhosting.com/~japan/verified.phpという偽サイトに飛ぶようになっている)
お手続きは、次の手順に従ってください。
・上記のリンクをクリックして、カード情報を確認してください。
このサービスにより引き起こされるご不便に関しては、深くお詫び申し上げます。
VISA 社員一同
* ご注意:VISA カードの更新に失敗した場合、一時的にカードが使用できなくなります。
グッと来ません?しょっぱなの「貴重なVISA所有者」から飛ばしています。Valued VISA cardholderからの訳出でしょうか。
全体に、もとの英語表現がなんとなく浮き出して見える素直な機械翻訳ですね。
よく見ると「提出」のはずが「堤出」になっていたり、機械翻訳のミスだけとは思えない不思議な点もまざっていたりして、いろいろと想像力を掻き立ててくれる、おもしろいサンプルです。
マイクロソフトのKBのように大量の文書をいっせいに処理しなければならないのならともかく、こんな一点ものの、しかも文面の品質が“成果”(あ、この場合は釣果か?)にモロに出るものは、機械翻訳をそのまま使うのはどうかと思うなぁ。
まあ、こんなレベルのものにひっかかる人はいないと思いますが、もっと緻密に作られた巧妙なものもたくさんありますから、皆様、フィッシング詐欺にはお気をつけくださいませ。
VISA 名義の日本語フィッシングメール
英語版のフィッシング(オンライン詐欺)メールは自分自身連日のように受け取っていますし、いよいよ日本語メールが出回り始めた、という話も既に耳にはしていましたが、
PCセキュリティ情報の小窓: VISA…
原文の英語を推理する楽しみがありますね。
でも、これは機械翻訳というよりは英語も日本語も知らない生身の人間が翻訳しているような感じもします。
昔、PPMを「百万分率」と訳したり、ロックバンドを「石の帯」と訳した日本人が居ました。
建築用語の「ラーメン構造」を「noodle sturucture」と訳したAPの元東京支局長を知っています。
ロー○スノー×のヘルプなんか、たまぁに「おい、翻訳漏れてるよ。。。」ってのがあって、逆に機械じゃなくて人手でやってるんだ、と思うと安心?しますね。
私、10年ほど学校で情報の勉強した社会人一年生です。
私のアカウントにもメールがきました。
これが噂のって思いました。
・HTML形式のメールで表示とリンク先が変えてある。
・ブラウザで開いたところ、アドレス欄に画像がかぶさってあたかもvisaにアクセスしているように表示しようとしていました(私のPCのウィルス対策ソフトがウィルスとして検出しました)。
・試しに適当に入力したら、チャンと無効な入力と認識しました。
巧妙ですね。