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The means justifies the ends

忠類川速報 [サーモンフィッシング]

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午前5時の国後島
午前5時の国後島
今年も北海道の標津町にあるに鮭を釣りに行きました。
事前の情報では、今年は川を遡上する魚の量が少なく、1日の釣り人の数よりも、釣れた魚の数のほうが少ない、つまりぜんぜん釣れなかった方も多いということだったので、内心ひやひやです。
最初に、今年これからいらっしゃる方へ、僭越ながらアドバイスをいくつか。
  • 例年にも増して根がかりが多いです。フライは大量に。終日釣るなら1日あたり30~50本ぐらい準備しても多すぎることはありません。
  • 魚のいる場所と数が限られています。川へ立ち込んだら気配で魚を散らしてしまってアウトだと思ってください。川を渡るときも場所を選んで慎重に。
以上のようなことに気をつけて、魚のいるポイントを丁寧に釣って行けば、去年のようにいくらでも釣れるということはないにせよ、ちゃんと釣れます。特にこれからはカラフトマスがピークを過ぎてシロザケが増えて来ると思われますから、楽しみです。
折れたロッド
折れたロッド
私自身の釣果は初日(晴れ)はカラフトマスのメス3匹、次の日(小雨)は午前中にこれまたメスばかり2匹に続いてを1匹。その日の午後にはシロザケが掛かったとたんにロッドがバット(根元)付近から折れ、針から外れた魚は目の前で2度ほど川面をジャンプして逃げていきました。逃した魚はいつも大きい。

上にも書いたとおり、今回は根がかりと川の中に立ちこむ人が最大の敵です。
根がかりしてフライが少なくなってくると、根がかりをおそれるためにフライを川底近くまで沈めるのが怖くなってきて、魚が釣れません。
そこらに生えているトリカブト
いやなヤツにはこの花を
また、根がかりしたルアーやフライを取りに行くためや、少しでもいいポイントに近づくために、人が川の中にじゃぶじゃぶ入って行くと(そうやって入って行った場所が実は魚がいた場所だったりすることが多いのですが)魚は逃げていったり人の気配を警戒するようになるため、これまた釣れなくなります。川に立ちこんでいる本人はもちろん釣れないのですが、周りの人まで釣れなくなってしまい、気が付かないところで恨まれますから注意しましょうね。

オショロコマ 婚姻色の出たオショロコマ
道東はちょうど秋がやってきたところ。早朝は日によっては10度以下まで冷え込み、長袖のシャツになにか薄手のものを重ねないと寒いぐらいですが、昼間は日差しも強くなり半袖でちょうどよいぐらいになります。1日川原を歩き回っても汗だくになるわけではなく、気持ちのいい天候です。
これからいらっしゃる方、お得なパッケージツアーは東北海道トラベルで(申し込み時に備考欄に「higuchi.comで見た」と書くと割引してくれるそうです)、ホテル川畑指定でどうぞ。
ヒグマに気をつけて北海道の秋をご満喫くださいませ。

コメント

miyanoさんのコメント:

いいですね~
読みながら「遠い目」になってしまいました。
2003/9/9 09:24

さんのコメント:

新品のロッドをバットから折るなんて技はさすが。 他人事ながら喜ばしい限り。
私には他人の不幸を喜ぶような、そんな下品な趣味ありませんので、純粋に心から喜んでいます。
今日はいい一日になりました。
2003/9/9 16:57

やぎぬまさんのコメント:

失礼しました。
上記コメントは私「Yaginuma」です。
2003/9/9 16:59

東北海道トラベル(企画グループ一同)さんのコメント:

いつも宣伝頂きまして有難うございます。大変嬉しく思っております。行き届かない事も多々ありますが今後とも宜しくお願い申し上げます。来年はカード決済も可能となる様致しますし、貴サイト専用の特別料金のご用意もさせて頂きます。道東へお越しの際はホテル1件でもお問い合わせ下さいます様重ねてお願い申し上げます。
2003/10/18 16:35

樋口 理さんのコメント:

これは、ご丁寧にありがとうございます。こちらこそ、お世話になりました。

去年まで中標津へのパッケージツアーはatourさんしかなく、今年もツアー枠の在庫があまりなかったようで、発売がWebで発表される前に売切れてしまっていて、途方にくれていたところ、東北海道トラベルさんには在庫があり、助かりました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

というわけで、higuchi.com にお越しのみなさんには特別料金のご提供がいただけるそうです。おたのしみに>みなさま
2003/10/20 12:54

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