The means justifies the ends
バッテリー問題のリコールで、アップル様から代替えとして送られてきた第6世代 iPod nano を、うっかりポケットから地下鉄の駅の床に落としてしまって、液晶のガラスを割ってしまいました。
そのまま使おうと思えば使えなくはないんですが、ガラスのかけらがぽろぽろ落ちて指に刺さりそうで危ないし、見た目もおっかないので、修理してみました。
まず、交換する液晶画面の部品を調達。
higuchi.com 御用達の横流し部品業者の巣窟 AliExpress や eBay で "iPod nano 6th generation screen" とかで検索すると、たくさん出てきます。
日本のアマゾンなんかでも売ってるけど、ちと高い。
たとえば、eBay の検索結果。液晶本体とデジタイザー付きの表面ガラスのアセンブリーで1,600円ぐらいから。1,000円ぐらいで LCD だけとか デジタイザーだけも売ってますが、液晶とデジタイザーのガラスはしっかり接着されていて、はがして再利用するのはとてもむずかしいので、ここはセットになっているアセンブリーを買うのが吉。
AliExpress だと1,000円以下から。ただし、ここは商品の到着にちょっと日数がかかる印象。
注文して10日ぐらいで届きました(AliExpress だと1ヶ月ぐらいかかるはず)。
普通の航空小包で届きました。
発泡スチロールの箱でしっかり梱包されています。
部品が届いたら、早速交換。
まず、割れたガラスと液晶のアセンブリーを取り外します。ガラスと液晶は本体に強力な両面テープで貼りついているので、接着剤を柔らかくするためにドライヤーでガラスごと温めます。外周部分を集中的に。
20秒ぐらい温めて、ガラスの裏まで熱が伝わると、接着剤が柔らかくなっているはずなので、イヤホンジャック側からそっとガラスをこじ開けます。反対側には液晶のフラットケーブルが付いているので向きにご注意。
両面テープを本体からはぎ取らないように気をつけてガラスを開くと、ステンレスの薄い板がネジ2つで留まっているので、ネジを外します。ネジの大きさが違うので、どっちがどのネジだか覚えておくように。右真ん中のほうが大きいネジです。
ネジを外して、ステンレス板を取ると、バッテリーと基板が現れます。基板に液晶とデジタイザーをつないでいるコネクタ2つを外します。
コネクタを2つともはずしたところ。
新しい液晶とデジタイザーのコネクタをつなぎます。
あとは、外したときと反対の手順で、ステンレス板を元通りにはめ込んで、ネジをとめ、新しい液晶の裏の保護シートをはがしてから所定の位置に押し込んで、両面テープを貼り付ければできあがり。
貼り付ける前に、スイッチを入れて動作確認しておきましょうね。
所要時間10分ぐらいの比較的簡単な作業でした。
iPod nano のガラスが割れちゃった人、お試しください。
個人輸入が不安な人は、割高ですけど、日本の業者さんでも売ってます。
私は懲りて、ハードカバーをつけました。