麺類の話が続きます。
以前から書いてきたとおり、丸の内界隈のランチ事情はまだまだ「お寒い」のですが、その中でも殊にさびしいもののひとつが、そば屋さんです。
並木藪蕎麦の故堀田兵七郎さんは著書「
江戸そば一筋」の中で、そば屋さんを趣味そばと大衆そばに分けて論じていらっしゃいますが、丸の内界隈のそば屋さん事情はそれ以前のレベルのように思えてしかたがありません。なんというか、志が感じられないと申しましょうか。
で、そばを食べたいと思ったときは、銀座の大衆そばのお店か、八重洲富士屋ホテルの脇の通りにある「三日月」に行きます。
»
続きを読む……
仕事で博多に行きました。訪問先は呉服町というところにある大きなオフィスビル。以前は百貨店が建っていた場所です。
このビルの脇の通りには、「みやけ」という古いうどん屋さんがあります。少なくとも20年前はありました。
前日からの雪と強風で飛行機がなかなか着陸できず、到着が1時間近く遅れてしまい、約束の時間にすこし食い込みそうだったのですが、せっかくのチャンスなので、空港からうどん屋さんへ直行してみました。
»
続きを読む……

調理前
以前書いた
お好み焼き 朝日堂のページに
想夫恋の広告が出ているのが目に留まりました。想夫恋は大分県日田市にある焼きそば専門店で、こんがり焼いたパリパリの麺と独特の風味のソースが非常に印象的です。
この店の焼きそばは、小学生の頃、父親の転勤で日田に住んでいたことがある私にとっては、ソウルフードのひとつで、後に福岡に支店ができたときは何度か食べに行ったのですが、福岡を離れて20年、すっかり忘れていました。その想夫恋の焼きそばの麺とソースがセットになったものと、焼きあがった焼きそばをチルドにしたものを通販で売っているサイトの広告が出ていたのでした。

完成品
早速買って作ってみました。20年前のおぼろげな記憶の中の味にかなり近い、懐かしい味がしました。
ただ、パッケージの中に入っている作り方の説明や、
Webサイトの説明では、ディテイルがいまひとつ分かりません。というわけで、近くに想夫恋のお店がない人にお贈りする限定情報、自宅でできる失敗しない想夫恋焼きそばの再現法。
»
続きを読む……
福岡の麺類と言えばとんこつのラーメンが有名です。うまいかどうかはともかく、最近では東京でも長浜(風)ラーメンの店を見つけるのに苦労することはなくなりました。
ラーメンの影であまり目立ちませんが、博多のうどんも特徴があります。讃岐うどんと違って、腰の強くないやわらかい(この場合「やわい」というのが適切かもしれません)麺と、透き通った昆布だしの組み合わせなのですが、何よりも変わっている(と言われる)のは種物の種、つまりトッピングです。
»
続きを読む……
エージェンシーの人と言えば、私が勝手に師匠とお呼びしている
Yさん(特に名を秘す)は、かつて大手外資系広告エージェンシーにお勤めでした。当時の武勇伝をよくお聞きするのですが、そのうちのひとつ。
当時、ある世界的なダイヤモンドシンジケートの広告宣伝を担当していたYさんは、年に一度のダイヤの展示会のために、福岡の博多駅前にある、とある大手ホテルで会場設営の指揮をしていたそうです。忙しい設営作業のさなか、わずかな時間がとれそうだったので、今のうちに急いで食事を済ませておこうと、ホテルでも一番早く食事が取れそうだった寿司屋に駆け込み、寿司を注文しました。出てきた寿司を急いで口にしたYさん、醤油が異常に濃くて甘かったのでびっくり。何気なく板さんに「うわ!甘い。ねえ、普通の醤油ないの?」と言いました。
»
続きを読む……